あらいぐまの独学奮闘記

効果的な資格勉強法・家計改善法を探求する著者あらいぐまの奮闘記。

簿記の学習効果を上げるポイント

f:id:araiguma1:20190106153425j:plain

こんにちは!あらいぐまです。

 

以前、簿記検定の具体的な勉強法とおすすめ参考書を紹介しました。それについての詳細は下記の過去記事に譲りますが、今回は、さらに一歩踏み込んで、簿記の学習効果をより一層上げるためのポイントをお伝えしたいと思います。誰でも簡単に取り組めることですので、簿記の学習時には是非意識して行ってみてください。

www.dokugakunosusume.work

電卓はペンを持つ逆の手で使う

これは学習の初期段階で是非とも身につけて戴きたいポイントです。重要度ランキングベスト1かもしれません。なぜなら、電卓を逆の手で使うことで、ペンを一旦置く動作がなくなり、問題を解くスピードが格段に速くなるからです。 そして、余った時間を問題の見直しに充てることで、ケアレスミスも減らすことができます。

 

それでは早速、右手でペンを持つ場合は左側、左手にペンを持つ場合は右側に、それぞれ電卓を置いて叩いてみましょう。最初は「難しいなぁ」と思うかもしれませんが、繰り返し行うことで段々と慣れていきますよ。また、早く叩くには指使いが重要です。例えば私は右手にペンを持ち、左手で電卓を叩きます。

 

その場合、基本的に=や➕などの記号は、可能な限り親指で行い、人差し指は、数字の右列・中指は数字の真ん中の列・薬指は数字の左列という要領で操作します。ピアノを奏でるように、満遍なく指を使えるようにしてみてください。そうすると、最終的に電卓をみなくても叩ける「ブラインドタッチ」もできるようになっていきます。

電卓の使い方を覚える

計算が少ない場合は、電卓の機能を使う機会はあまりないかもしれませんが、数字のケタや計算量が多い時、「全部をクリアしてもう一度計算する」という繰り返しは、大幅な時間のロスになります。

 

例えば、15という数字を押し間違えて、17と打ってしまった場合、電卓にある矢印マーク「→ 」を押すと、7という数字だけを消すことができます。つまり、矢印マークは、戻るボタンということです。また、100➗5➗5➗5を計算する場合は、100➗5を打った後、=を3回押せば同じ計算になります(シャープの場合)。

 

また、特に試験で役に立つのは日数計算です。問題で、今年の5月1日〜来年の3月28日が何日間かを計算しなければならない時、指折り数える必要は全くありません。なんと電卓を使えば、そのような日数計算もできてしまうんです。簿記2級で出てくる端数利息の計算などにはもってこいです。ただし、電卓のメーカーによって、手順は変わりますので、電卓付属の説明書やパブロフくんと学ぶ電卓使いこなしBOOK」をご一読されることをお勧めします。

財務諸表を実際に書いてみる

貸借対照表損益計算書などの、いわゆるB/SやP/Lと言われる財務諸表は、一度書いてみて、どの勘定がどこにあるかを覚えることをお勧めします。勘定科目ごとの借方・貸方の位置を財務諸表ベースで覚えることは非常に重要です。特に、財務諸表の問題は配点が非常に高いですから、早いうちに慣れて苦手意識をなくしていくことが簿記合格の秘訣です。

最後に

実は、ここで紹介したことは、簿記試験だけではなくて、その後のビジネスでも役立ちます(業種にもよりますが)。数字の計算や入力業務をする際、電卓をスムーズに打てるというのは業務効率化に非常に有用です。

 

一方の手でペンやPCのマウスを持ち、もう一方の手で電卓を打っていれば、それだけでカッコイイ「できるビジネスパーソン」という感じがしますね。

ということで今回のポイントは以上になります。是非実践してみてくださいね。